ウルトラショート法について詳しく調べました

saya160312170i9a3708_tp_v 体外受精を行う際、受精卵が必要となりますね。

受精卵を作る為には、まず卵巣から「卵子」を取り出しますが、この際に排卵を誘発させる必要があります。

排卵を誘発させる方法には複数あり、女性の年齢や卵巣機能の状態、ホルモンの数値、そして好みといった事により、適切なものが選ばれます。

採卵の為の排卵誘発方法のひとつであるウルトラショート法について、詳しく調べてみました。

それをこれから、説明していきますね。


ウルトラショート法の特徴

yuka150701228596_tp_v まず、ウルトラショート法の特徴ですが、一般的に使われているロング法と比べて、薬を使う期間が短くなります。

具体的には、ロング法が採卵予定周期の前周期から薬を開始して準備を始めるのに対し、ウルトラショート法は、採卵予定周期から薬を開始します。

また、単純なショート法の場合、生理開始日からGnRHアゴニスト点鼻薬で排卵を抑制させつつ、同時にhMGの排卵誘発注射を7~10日連日投与します。

対して、ウルトラショート法の場合は、生理が開始して3日目からGnRHアゴニスト点鼻薬を使用します。

後は、ショート法と同じです。

ウルトラショート法を選ぶ基準としては、卵巣の機能が低下しているケース、年齢が38歳以上であるケース、卵胞数が少ないケース、また、ロング法でなかなか効果が現れないケース等です。

卵巣が健康な場合は、一般的な採卵方法としてはロング法から試すケースが多いようですね。


ウルトラショート法のメリットとデメリット

saya160312410i9a4213_tp_v ウルトラショート法が、薬を使う期間が短い排卵誘発方法だと言う事は分かりましたが、それ以外のメリットやデメリットを見てみましょう。

まず、ウルトラショート法のメリットです。

・治療日数が短い
・卵巣への負担が軽い
・費用を抑えられる
・スケジュールが立てやすい
・卵巣の状態が悪くても採卵できる

ロング法と比べて、薬を使う期間が短い、と言う事は、当然治療する日数も短くて済みます。

それだけ、通院する回数も少なくなりますので、仕事で忙しい方にとっては大きなメリットとなるでしょう。

薬を使用する回数も少ないので、卵巣にかかる負担も軽くなりますし、経済的にも費用を安く抑える事ができます。

また、採卵予定周期からの投薬となり、スケジュールも立てやすくなりますね。

卵巣への負担が軽い為、卵巣の状態が多少悪くても採卵できるようになります。

次に、ウルトラショート法のデメリットです。

・質の良い卵子が採卵できない可能性がある
・排卵のコントロールが難しい

ウルトラショート法は、短い期間で排卵させる為、個々の卵子の成長に差が出やすいと言われています。

つまり、いくら複数の卵子が採卵できたとしても、中には成長不足の卵子も混じっており、質の良い卵子ばかりではない、と言う事になります。

また、薬を利用する期間が短くなっている為、排卵のコントロールも難しいとされています。

採卵予定日には既に排卵していた、といった事も稀に起こるようです。


ウルトラショート法の採卵数

sayapon20160312402117_tp_v メリット、デメリットのあるウルトラショート法ですが、やはり忙しく、何度も通院できない、といった方にとってはとても魅力的な排卵誘発方法です。

ただ、採卵で最も重要なのが、確実に卵子を採取する事ができるのか、ですね。

時間と費用と身体への負担をかけてまで排卵させたのに、卵子が採取できなかったのでは意味がありません。

全ての方が、この数字だけ採卵できる、といった事は決してありませんが、平均的なウルトラショート法の採卵数は、1~10個だとされています。

もちろん、加齢などによる卵巣の衰えによって、採卵数は減少します。

また、ウルトラショート法の場合、卵子の質にバラつきがありますので、いくら採卵個数が多くてもその卵子の中から、質の良い卵子が何個残るのかも問題でしょう。


体外受精の採卵方法

sayapon20160312020517_tp_v 体外受精を行う際の採卵方法は、卵巣に直接針を指して行います。

卵子は、卵巣内の成長した卵胞の卵胞液の中に存在しています。

その為、まず卵巣内にある卵胞の位置を超音波像で確認します。

次に、採卵針と呼ばれている採卵専用の針を膣内に挿入し、卵巣に向かって突き刺して卵胞を吸引します。

採卵の際は、全身麻酔を実施している病院もありますが、局所麻酔や麻酔無しで採卵を行っている病院も数多くあります。

採卵は、医師のこれまでの経験や技術によって痛みなどに違いが出ますので、ホームページや口コミなどで、信頼できる病院を見つける事が重要です。

どのような排卵誘発の方法を選ぶかも大切ですが、どうやって採卵しているのかも事前にきちんと確認しておくと、より安心ですね。


ウルトラショート法のまとめ

saya072160333_tp_v これまで、ウルトラショート法を説明してきましたが、まとめると

・比較的高齢でも採卵できる
・身体への負担が少ない
・治療期間が短い
・採卵できる卵子の質がバラバラ
・排卵のコントロールが難しい

となるでしょう。

忙しい女性には、とても助かるウルトラショート法ですが、それだけ短期間で排卵させるのですから、卵巣への刺激も強くなります。

メリットばかりではなく、デメリットもしっかり考慮するようにしましょう。

また、排卵誘発方法はいくつかあり、その人との相性があります。

今までロング法では失敗していたけれど、ウルトラショート法に変更してみたらすぐに妊娠できた、といった例もあります。

その時の身体の状態を見て、医師とよく相談したうえで、自分に合った排卵誘発方法を納得して選ぶようにしてくださいね。